中山秀明建築研究室(Arks)に関する最新情報などをお届けします。

”シックハウス”対策はコストを賭けなくても可能!

2009年2月19日

”シックハウス”こんな言葉を聞くようになったのは15年位前だろうか?
そもそも、高気密、高断熱住宅が流行出した頃からかもしれない。
当時はペアガラスは高価なもので特殊な建物や寒冷地の建物にしか使用されなかったが、様々な住宅産業の競争の中で差別化を図る為に様々な手法が溢れ、消費者は我が城を他とは違う特質にひかれ、高気密高断熱工法もそのひとつだったのかもしれない。その結果、建築材料から発生する化学物質は逃げ場の無い住まいの中に充満して、健康被害を訴える人が増加し、社会問題となり、現在のような法整備が進み、高気密高断熱を売りとする住宅に吸気口や機械換気の設置の義務化という皮肉な結果の家づくりに追い込まれたのが現実なのかもしれない。
その結果、今度は健康住宅とか、自然素材を使った家とか、さも健康な暮らしが出来るかのようなキャッチフレーズが並ぶこの笑っちゃうようなハウスメーカーや建材メーカーの対応ぶりである。
しかし、シックハウス対策をよく考えれば、フオースター等はシックハウス対策とは言い難く、接着剤を多様した新建材や、化学物質で製造された内装材等を使用しなければ良いだけのことである。又、計画の段階で機械換気に頼らず、空気の流れを考えたPULANを考えれば済むことなのである。、現在は”自然素材を生かした家づくり”なんて言うキャッチフレーズのハウスビルダーが氾濫していて、坪単価70万円以上も要求されるはめになるケースは少なくないのかもしれない。ちょっと知恵を絞れば~坪単価50万円台でもそのような家づくりはいくらでも可能です。

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